なにを今さら? なんだが、ちょっと「あれ?」だったことがあったので、覚書ってことで。
1~NまでのN個の点があるとする。
この時、区間の数は N-1 個。
3次関数の係数は4個なので、求めたい係数の個数は 4*(N-1) = 4N-4 個。
制約条件は以下の通り。
- 各区間の始点 xi での値は元の点の yi と等しい。
fi(xi) = yi (iは1~N-1)
これが N-1 個の制約条件。 - 各区間の終点 xi+1 での値は元の点の yi+1 と等しい。
fi(xi+1) = yi+1 (iは1~N-1)
これが N-1 個の制約条件。 - 両端を除く各点で1階微分が等しい。
f'i(xi+1) = f'i+1(xi+1) (iは1~N-2)
これが N-2 個の制約条件。 - 両端を除く各点で2階微分が等しい。
f''i(xi+1) = f''i+1(xi+1) (iは1~N-2)
これが N-2 個の制約条件。 - 両端の区間の端っこでは2階微分がゼロ。
f''1(x1) = 0
f''N-1(xN) = 0
これが2個の制約条件。
1~5までの制約条件の数を足すと 4N-4 個。
つまり未知数の数と等しく、一意に決まる。
めでたし、めでたし。どんとはれ。