3次のスプライン関数

なにを今さら? なんだが、ちょっと「あれ?」だったことがあったので、覚書ってことで。

1~NまでのN個の点があるとする。
この時、区間の数は N-1 個。
3次関数の係数は4個なので、求めたい係数の個数は 4*(N-1) = 4N-4 個。

制約条件は以下の通り。

  1. 各区間の始点 xi での値は元の点の yi と等しい。
    fi(xi) = yi (iは1~N-1)
    これが N-1 個の制約条件。
  2. 各区間の終点 xi+1 での値は元の点の yi+1 と等しい。
    fi(xi+1) = yi+1 (iは1~N-1)
    これが N-1 個の制約条件。
  3. 両端を除く各点で1階微分が等しい。
    f'i(xi+1) = f'i+1(xi+1) (iは1~N-2)
    これが N-2 個の制約条件。
  4. 両端を除く各点で2階微分が等しい。
    f''i(xi+1) = f''i+1(xi+1) (iは1~N-2)
    これが N-2 個の制約条件。
  5. 両端の区間の端っこでは2階微分がゼロ。
    f''1(x1) = 0
    f''N-1(xN) = 0
    これが2個の制約条件。

1~5までの制約条件の数を足すと 4N-4 個。
つまり未知数の数と等しく、一意に決まる。

めでたし、めでたし。どんとはれ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.