3DEMを使ってSRTMを可視化 その2

3DEMの続き。3DEMの問題点について。

3DEMには、SRTMのデータ(Geodetic Latitude-Longitude Projection)をUTM(Universal Transvers Mercator)Projectionに変換する機能がある。
メニューから「Operation」⇒「Change Projection」⇒「Convert to UTM Projection」、「WGS84」を選んでOKを押すと変換できる。

具体例は次の通り。

UTM変換前

UTM変換後



この操作で東西方向の歪みは補正できていることがわかる。

では、みなとみらい付近から富士山方向を眺めてみよう。

みなとみらい付近から見た富士山(UTM変換前)

みなとみらい付近から見た富士山(UTM変換後)

富士山の右側に見えるのは丹沢の山々。
富士山と丹沢の重なり方がかなり違って見える。おそらくUTM変換で東西方向の歪みを補正したからだろう。
注意したいのは富士山の高さと丹沢の高さの差。
地球の丸みを考えると、手前にある丹沢は高めに、遠くにある富士山は低めに見えるはず。
見えるはずなんだが、そうは見えない。

また、この図を見ても、地球の丸みを考えた場合、曲がって見えるはずの線がまっすぐに見える。

みなとみらい付近から見た富士山(UTM変換後)

なので、3DEMはUTM変換しても、おそらく地球の丸みは考えていないのではないかと思っている。おそらく。
⇒ と思ったんだけど、計算してみたら1度2度程度だと真っすぐと区別がつかないことがわかった。うーん、実は丸みを考えている?(2017年2月24日追記)


追記

この記事には多くの勘違いがあることがわかった。
それについては「その3」で。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.