原克さんの「ポピュラーサイエンスの時代」より。
萌え擬人化というとOSたんとか、ウィキペたんとか。
1891年にドイツで電気エネルギー啓蒙歌劇『パンドラ』というのがあったそうなのだが、これって萌え擬人化って言っていいんじゃなかろうか?
電気エネルギー啓蒙歌劇『パンドラ』のキャラクターイラスト。原克 「ポピュラーサイエンスの時代 20世紀の暮らしと科学」 柏書房、217頁、2006年。
名前は左からTelephonie、Photographie、Phonographie、Telegraphie。日本語に訳すと、電話たん、写真たん、蓄音機たん、電信たん、といった感じだろうか。
写真たんの胸のレンズとか、電信たんの頭のアンテナとか胸の電線(多分)とか、萌え要素(笑)も少なくない。
萌え擬人化の歴史は全然知らないのだが、少なくとも1891年までは遡れると言っていいかもしれない。
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