Android端末でNifMoのSIMを使っていたのだが、端末をiPhone SE第2世代に変更したところ、電池の減りが異様に早いことに気づいた。APNを正しく設定してやると電池の減りが早いのだが、APNを削除してやると電池の減りが悪くないことがわかった。
APNを削除した状態というのは、音声通話・SMSは使えるが、モバイルデータ通信はできないという状態である。
まあ、それだけ処理が増えるのだから、消費電力が増えるのも仕方ないかとは思うが、1時間で2%くらいのペースで電池が減っていくのは、さすがになんか変なんじゃないか?
ということで調べた。
NifMoで検索したところ、全くヒットしなかったのだが、OCNモバイルONEのケースだと山のようにヒットした。
OCNモバイルONEはバッテリー消費しやすい?対策と原因を詳しく解説
OCN モバイル ONEのSIMだとバッテリー消費が激しいってホント!?少しだけ試してみた
スマホのバッテリーの減りが早い原因はこれだった!OCNモバイルONE
原因はグローバルIPアドレスを使っているからだろうと調査した人もいる。(この人すごい)
OCN SIM接続時にバッテリが減るけどAEONとLINEはあまり減らない
で、最終的にはOCNが対応し、グローバルIPアドレスを使わず、プライベートIPアドレスを使うオプションを提供することで解決している。
「OCN モバイル ONE」のSIMカードを使うとバッテリーの消費が早いのはなぜですか?
【解決】OCNモバイルONEのバッテリーの異常消費の対策
さて、問題はNifMoである。NifMoについての情報は全く見つからない。電池の減りのペースから考えると、OCNモバイルONEと同じ状況ではないかと考えられるのだが。
NifMoのSIMをAndroid端末に戻して、モバイル通信の時のIPアドレスを調べてみた。
WiFiオフ ⇒ 設定 ⇒ システム ⇒ 端末情報 とするとIPアドレスが表示される。(手順は端末によって微妙に異なるはず)
一方、インターネットから見たIPアドレスはどうなっているのかは、例えばおなじみのCMANさんで調べる。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi
これで同じIPアドレスが表示されたらグローバルIPアドレスを使っていると考えられるのだが、予想通りであるが同じIPアドレスだった。
念のためNifMoのサポートに問い合わせたところ、グローバルIPアドレスを使っているという回答が得られた。
うん。これはもう間違いない。NifMoもグローバルIPアドレスを使っているため、電池の減りが異様に早いというケースは起こっても良さそうだ。
さらに調べたところ、グローバルIPアドレスを使っているサービスとしては以下のものがあるようだ。
- OCNモバイルONEの旧APN
- イオンモバイルのドコモ回線のタイプ2
- LINEモバイルのドコモ回線の旧プラン(2020年1月以前)
- インターリンクLTE
- イプシム
- ASAHI ネット LTE
イオンモバイルのドコモ回線のタイプ2のSIMでも試してみたが、やはり1時間で2%くらいのペースで電池が減っていた。
Androidだと気づかなかったが、iPhone SE第2世代は電池の容量が比較的小さいので気づきやすいのだろう。
ということで、わたし調べのグローバルIPアドレスを使っているサービスのリストは以下の通り。
- OCNモバイルONEの旧APN
- イオンモバイルのドコモ回線のタイプ2
- LINEモバイルのドコモ回線の旧プラン(2020年1月以前)
- インターリンクLTE
- イプシム
- ASAHI ネット LTE
- NifMo New