asahi.comの記事より:
献血後に呼び出され… 新婚でまさかの宣告
鍛治信太郎 2018年2月6日06時00分患者を生きる・HIV陽性(1)
東京都内の分譲マンションに住む男性(47)は、会社員の妻(45)、小学生の息子とごく普通に暮らす会社員だ。だが、たった一つ、妻以外には打ち明けていない秘密がある。
(略)
2004年1月、それ以前の勤務先で同僚だった妻と結婚した。その4月、会社の近くに毎年来る献血車で献血した。献血は学生時代から何度かしており、以前も同じ場所でした覚えがある。
数日後の夜、帰宅すると日本赤十字社から手紙が来ていた。「お伝えしたい重大なことがあるので連絡をいただきたい」という内容だった。「献血ぐらいで何事だろう」とドキドキした。
翌日、昼休みに電話すると、担当者にこう言われた。「今回、ご協力いただいた献血で検査をしたところ、お知らせしなければならないことがあります。お手数ですが、お越しください」。「内容は何ですか?」とかなりしつこく食い下がったが、電話では話せないという。
約1週間後、半日休を取り、都…
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え~~~~
日赤の公式見解では、献血した時にHIVの検査結果は教えない、ということになっている。
実際のところはどうなのかは知らない。
医療事故による日赤職員への感染の危険性とか、本人に自覚がないことが原因での他の人への感染の可能性とか、そんなことを考えると、実は結果を教えている、ということはありえなくはないような気もする。
とはいえ、教えない、というのが公式見解。お約束。
例えば、
Q.エイズ検査結果も教えてほしいのですが?
A.エイズ検査の結果を通知すると、HIVに感染しているかもしれないと思っている人が、HIV検査の結果を知る目的で献血する恐れがあります。現在の科学技術では、感染してすぐの時期にはHIVを検出できません。特に感染を起こす恐れのある行為をしたばかりで不安なために検査をしたいと思っている方の場合には、感染していても検査でわからないことが多いと思われます。そのような時期に献血されますと、検査をすり抜けた血液が患者さんに輸血されてウイルスが感染してしまう恐れがあります。このような理由でエイズ検査結果はお知らせしていません。より安全な血液を患者さんに届けるためにもご理解をお願いいたします。
しかし、この記事を読んで「ほう、なんだ、実は結果を教えてくれるのか。朝日新聞が書いているのだから、まあ信憑性はあるよね。じゃあ一つ献血のていで検査するか」と思う人がいても不思議ではない。
記事には有料で読める続き部分があるので、そこに何か書いてある可能性はある。例えば、「2004年頃は結果を通知していましたが、今はやっていません」とか。(記憶だとそんな時期はなかったと思うが)
でも、そんな大事なことなら、有料部分ではなくて、無料で読める記事冒頭部分に書くべきだろう。
「この記事はフィクションです。実際には日赤がHIV検査結果を教えてくれることはありません」とかさ。
一体何を考えているんだろう?
献血テロを狙っているというのが一番しっくりくるのだが?
あるいは輸血が禁忌な宗教とか?
まさかねえ……